【想定とゼンゼン違う・・・を防ぐには?】オフショア開発 虎の巻③

はじめに

人材の確保やコスト削減に有効であり、近年注目を集めるオフショア開発。 しかし実際には、オフショア開発の現場では多くの「あるある失敗例」が存在しています。前回は、オフショア開発会社を選定する際に注意するべき点について詳しくご紹介しました。この記事では、別の失敗例をもう一つ取り上げ、それを防ぐための解決方法も示していきます。今回で第3弾になります。それでは参りましょう!

1. 「あるある失敗例③」頼んだ仕様と全然違うアプリが納品された・・

よくある失敗例」の一つに、事前にオフショア会社側と相談して、作りたいシステムやアプリケーションを伝えたつもりでいたのに、いざ開発が終わって成果物を見てみると、伝えていたものとは全く異なるものが納品されてしまった。というケースがあります。「週に1回はミーティングを行って、要望を伝えていたのに・・」と頭を抱えてしまうケースも少なくありません。結局その後、仕様の変更を何度も依頼したために、当初想定していたよりも多額のコストがかかってしまった、という事例が散見されます。

2. 仕様に関する伝達不足の原因は?

仕様がうまく伝わらなかった要因には、以下の2点が挙げられます。

・会議は複数回重ねていたものの、それを要件定義資料として明確にドキュメント化することが出来ず、開発側に上手く伝わらなかった。

・言語の壁によるコミュニケーション不足により、仕様の伝達が思っていたより不十分であった。

オフショア開発が初めてという企業にとっては、どこまで正確に開発側に仕様を伝えるべきか迷ってしまうこともあると思います。出来る限り詳細に伝えておくべきではあるのですが、「詳細に伝える」だけでは不十分な場合もしばしばあります。仕様や要件を「どのように」伝えるかを注意することが、オフショア開発活用を成功させる鍵となるのです。

3. 解決策は?

では、どのように要件を伝えればよいのでしょうか。それには、以下のような工夫が考えられます。

①開発側の理解に必要な要件は、口頭で伝えるだけではなく、「ドキュメント化」して明確に伝達を行う

②日本人がいる、あるいはブリッジエンジニアがいるオフショア開発企業を選び、コミュニケーションが円滑に取れる状態でミーティングを行う

①に関しては特に重要になります。開発における上流工程、つまり「要件定義」の際には、必要な仕様や要件をしっかりと「ドキュメント」に落とし込み、それをもとに開発側と話し合いを進めるようにしましょう。(必要なドキュメント例:画面イメージ図・業務フロー図・画面 / 機能一覧・システム構成図・処理定義・仕様書 等)

これらを一つ一つしっかりと確認しながら、開発側と話し合いを進めていくことで、認識の齟齬のない開発を実現することが出来ます。妥協のないように、しっかりと準備を進めていくようにしましょう。

まとめ

以上が、【想定とゼンゼン違う・・・を防ぐには?】オフショア開発 虎の巻です。

とは言えども、上記に挙げたような「要件定義に関するドキュメント」を自社で作成するのは難しい・・・という場合もあると思います。

☆Beeeingと提携しているオフショア開発会社では、Beeeingとオフショア開発会社が連携して要件定義に関するドキュメントを作成していますので、日本人同士で、認識の齟齬が限りなく少ない要件定義が実現できます☆

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